暑い夏のお出かけスポットのひとつとして水族館は外せませんよね。ひんやりとした空間でサカナやクラゲがゆったりと泳いでいる姿をみると自然と癒されるものです。家族連れならば海洋生物に子供は大喜びですし、静かな空間はカップルのデートにももってこいシチュエーションです。さて、そんな水族館ですが、東京のおすすめ水族館として「すみだ水族館」は必ず名前があがります。この記事ではすみだ水族館の魅力をたっぷりお伝えしますよ。


🎥紹介ムービー
すみだ水族館の詳細をお伝えする前に、その魅力を簡単にまとめたムービーを作ってあるのでご覧ください!
このムービーで既にすみだ水族館に行く気持ちが抑えられなくなった方は↓のリンクからチケット購入をどうぞ!
🐠 すみだ水族館の概要
- 住所:〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
- 営業時間:平日 10:00~20:00 / 土日祝 9:00~21:00(最終入場は閉館1時間前)
- 休館日:なし(年中無休)※メンテナンス等で一時的に休館する場合あり
- 料金:
- 大人(高校生以上):2,500円
- 高校生:1,800円
- 中・小学生:1,200円
- 幼児(3歳以上):800円
- 年間パスポート:
- 大人:5,500円
- 高校生:4,000円
- 中・小学生:2,700円
- 幼児:1,800円
※障がい者手帳提示で本人と同伴者1名が半額
- アクセス:
- 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩約5分
- 都営地下鉄「押上駅」から徒歩約5分
- 東京スカイツリータウン内で、雨の日でも濡れずにアクセス可能
🌟おすすめポイント
チンアナゴ水槽のユニークさ
独断と偏見で選ぶすみだ水族館の一番の魅力は砂の下の人気者「チンアナゴ」です。すみだ水族館では、このチンアナゴ(英名: ガーデンイール)がペンギンやクラゲに負けない主役級の人気を博しています。すみだ水族館のチンアナゴ水槽では、砂から顔を出す無数のチンアナゴたちが所狭しと暮らしています。その数なんと約300匹!3種類の仲間(黒い斑点模様のチンアナゴ、縞模様のニシキアナゴ、そして体長70cmにもなるホワイトスポッテッドガーデンイール)たちが一緒にニョロニョロと揺れている様子は圧巻です。水槽をよーく見渡して、「あっ、白いの発見!」「こっちにはシマシマもいる!」と3種の違いを探すのも面白く、子どもだけでなく大人でも夢中になります。横長の水槽はチンアナゴの展示にバッチリだということを教えてくれます。ここで雑学ですが、チンアナゴ、ニシキアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールは自然界では同じ場所には生息していません。これら3種類が同じ水槽でみれるのも、すみだ水族館の魅力です!


さて、普段は砂の中でゆらゆら揺れている彼らですが、ゴハンの時間になると一斉に体を伸ばし、小さなお口でプランクトンをキャッチ!その姿がなんともユーモラスで、ごはんタイムは周囲からも「かわいい~!」という歓声が上がっていて大人気です。「チンアナゴの日」として11月11日(その姿が1に似ていることから)に記念日が制定されているほど、今や全国的にも人気のチンアナゴですが、水族館の展示としてこれだけ大規模にフィーチャーしたのはすみだ水族館が最初とも言われています。360度どこからでも観察できる水槽でニョロニョロと揺れるユーモラスな姿は、一度見たら癖になりますよ。
クラゲエリアの魅力
さて、最近は水族館の中でクラゲの人気が高まってきていますが、すみだ水族館にも幻想的なクラゲエリアがあります。2020年のリニューアルで大幅に拡充されたこのエリアには、大小さまざまなクラゲ水槽が並び、ふわふわ漂うクラゲたちが非日常の世界へ誘ってくれます。中でも目玉は、長径7メートルもある楕円形の巨大水盤水槽「ビッグシャーレ」。なんと約500匹ものミズクラゲがゆらゆらと群れ泳ぐ姿には思わず息を呑みますよ。クラゲの海の上に立つような不思議な感覚を体験できます。水槽のフチまで歩み寄って見下ろすと、アクリル板越しではない生のクラゲの質感や動きが間近に感じられ、まるで自分も海中を漂っているかのようです。


ゆらめく照明演出も相まって、クラゲたちの展示空間はまさに癒しの異空間です。展示されているクラゲはミズクラゲやアカクラゲなど常時約14種・700匹におよび、そのすべてが館内で生まれ育った個体なのだそうです。クラゲ専門の飼育設備「ラボ」で繁殖・育成し、成長した個体がビッグシャーレにデビューしていると聞くと、愛着もひとしおですよね。また、水盤型のビッグシャーレ以外にも、円筒形の小型水槽が壁一面にずらりと並び、様々な種類のクラゲを眺められるコーナーもあります。ぷかぷか漂うクラゲをぼんやり眺めていると時間を忘れてしまい、デートで訪れたカップルが手をつないだまま見入っていたり、子供が「綺麗!」と目を輝かせていたのも印象的でした。クラゲ好きはもちろん、「水族館といえば魚よりイルカやペンギン派だな…」という方も、この幻想的なクラゲの世界にはきっと心奪われるはずです。




ペンギンプールの楽しさ
すみだ水族館といえば、やはり外せないのがペンギンたち!館内中央に広がるペンギンプールは、水量約350トンを誇る国内最大級の屋内開放型プール型水槽です。プールは吹き抜け構造で5階と6階にまたがっており、6階デッキから見下ろすと元気に水中を駆け回る様子がよく見え、5階側面のガラス越しでは水中をスイスイと飛ぶように泳ぐ姿を間近に観察できます。ペンギンとの距離も近く、ペンギンがすぐ目の前まで泳いできてくれて水しぶきがかかるほどの至近距離(いや、実際に水しぶきがかかっている(笑))!好奇心旺盛なマゼランペンギンたちなので、お客さんの存在にも興味津々で寄ってきてくれることが多いようです。子供はもちろん、大人でも思わず「近い!かわいい!」と声を上げてしまうほどの距離感で、ペンギンたちと同じ空間を共有できるのは、すみだ水族館ならではの醍醐味といえます。


また、照明演出にも注目です。昼間は太陽光に近い明るい照明の下、ペンギンたちが活発に泳ぐ様子が楽しめる一方、夜になると照明が少し落とされて少し薄暗い雰囲気に。眠そうに目を閉じて休むペンギンたちの愛らしい姿に、夜ならではの癒しを感じられました(夜の水族館デートではこの寝顔にキュンとくること間違いなし!)。1日に3回、スタッフによるペンギンのエサやりタイム(「いきものたちのゴハンの時間」)も開催されており、11時 / 13時 / 16時頃にはプールサイドに集まるペンギンたちに1羽ずつ魚が手渡しで与えられる光景を見ることができます。エサやり中は「○○ちゃんが横取りしちゃいましたね~!」といったユーモアたっぷりの解説もあり、まさにライブ感満点で大盛り上がりでした。さらに展示エリアには、すみだ水族館名物の「ペンギン相関図」なるものも掲示されています。これは飼育スタッフさんが作成したペンギンたちの人間関係図で、「この子とこの子はカップル」「この子はモテモテ」などペンギン社会のドラマが一目で分かるユニークな展示!スタッフの愛を感じる手作り感いっぱいの相関図に見入ってしまいますよ。こうした遊び心も含め、ペンギンエリアは子供から大人まで楽しめる人気スポットになっています。


その他の見どころ
クラゲ・ペンギン・チンアナゴ以外にも、すみだ水族館には魅力的な展示がまだまだあります。他の水族館とは一味違うユニークな工夫が随所に凝らされているので、いくつかピックアップしてご紹介しますね。
- 小笠原大水槽: 5階と6階吹き抜けで眺められる水深6mの大水槽です。世界自然遺産・小笠原諸島の海がテーマになっており、「ボニンブルー」と称される濃い青色の海を再現。シロワニ(サメの一種)やエイをはじめ約45種・450匹もの魚たちが悠々と泳いでいます。水槽の前にはベンチやソファも用意され、座ってゆっくり眺めることができますよ。


- 江戸リウム(江戸金魚の世界): 日本最大級の金魚展示ゾーンで、江戸時代から愛されてきた金魚文化をテーマにした華やかなエリアです。リュウキンやランチュウなど約15品種の金魚が展示されており、和風の幻想的な照明や江戸風情漂う装飾が施された空間は写真映えも抜群。上から金魚を見下ろす独特の水槽もあり、実は金魚は本来上見(上から鑑賞)文化であるという豆知識にも頷けます。ゆったり泳ぐ色とりどりの金魚たちは、まさに夏祭りの金魚すくいを思い出す涼やかな風物詩です。


- 自然水景(ネイチャーアクアリウム): エントランス付近にある、水草が生い茂る美しい水槽です。通常の水槽と違い魚の名前表示をあえて設置せず、自然の生態系サイクルをそのまま楽しんでもらおうというユニークなコンセプトです。都会にいながら小さな自然に癒されるスポットとしてぜひ立ち寄ってみてください。


この他にも、飼育スタッフの裏方作業をオープンスペースから見学できる「アクアベース」や、クラゲ・ペンギンをモチーフにした可愛いスイーツや雑貨が揃うショップ&カフェなど、見どころ盛りだくさん。すみだ水族館は規模こそ大きくありませんが、その分隅々まで工夫が凝らされ、何度訪れても新たな発見がある水族館です。
💡混雑状況とアドバイス
- 混雑のピークは土日祝の13時~16時ぐらい
すみだ水族館は年中無休(無休ですが設備点検等で入場制限日あり)で営業しています。営業時間は平日10:00~20:00、土日祝は9:00~21:00まで(最終入場は閉館1時間前)と、夜までたっぷり楽しめます。このオープン時間の中で土日祝の13時~16時ぐらいが混雑のピークになります。 - 平日の午前/午後 or 土日祝の17時以降の訪問がおススメ
平日の午前と午後、土日祝の17時以降ですと館内は空いているので、ゆったりと観る事が出来ます。ごはんタイムは午前・午後に行われることが多いので、それを見たい人は時間をチェックしておきましょう。平日の夕方は意外とお仕事終わりの人達で賑わってます。 - チケットはオンラインで!
混雑時はチケット購入でもかなり時間がかかります。オンラインで購入しておけば、並ぶことなく入館できますので、オンラインでチケットはとっておきましょう。↓のリンクから購入可能です。
まとめ
下町の観光名所・東京スカイツリーのお膝元にありながら、すみだ水族館自体が目的地になるほど魅力たっぷりのスポットです。クラゲの幻想空間に癒され、ペンギンにほっこり笑わされ、チンアナゴに夢中になり…と、大人も子供も時間を忘れて楽しめること間違いなし。コンパクトな館内には生きものを身近に感じてもらうための工夫が凝縮されており、何度訪れても「また来たい!」と思わせてくれる不思議な魅力があります。デートにもファミリーのお出かけにもぴったりなすみだ水族館。皆さんもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?きっとお気に入りの癒しスポットになるはずです。ちなみに、あくあふぁいるのにゃんにゃんは年パス保有者なので、頻繁にお仕事終わりにふらっと寄ったりしています。みなさんも東京スカイツリーと合わせて、素敵な水族館体験を楽しんでくださいね!
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